じゅんじ@元予備校講師
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予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!
9月になると指定校推薦の時期になり、高校生が慌ただしくなってきましたね!
指定校推薦で関関同立に行くために、学校の先生も大忙しです。
関関同立への進学には、間違いなく指定校推薦が最も簡単に進学できる方法です。
学校の成績と志望理由書のみで進学を勝ち取ることが出来ますからね。
昔も今も変わらず、私立大学進学への特権です。
今回の記事では、関関同立への指定校推薦がおすすめなことと合格を必ず勝ち取る志望理由書の書き方をまとめてみました!
ぜひ、参考にしてくださいね!
目次
そもそも指定校推薦って?
まず、指定校推薦とは何かを説明していきます!
そもそも大学受験は大きく分けると一般入試と推薦入試に分けることが出来ます。
★一般入試★
1月~2月に行われる。
当日の学力試験の結果のみで行われる。
最近では、英検やTEAP等の外部試験を用いた入試やセンター試験を用いた入試も増えてきている。
★推薦入試★
①公募推薦
11月~12月にかけて行われる。
自分が通う高校の学業成績と当日の試験の結果を合わせて競う。
②指定校推薦
9月~10月にかけて行われる。
当日の学力試験は存在せず、自分が通う学業成績等から学校の先生が無試験で進学先を確保してくれるの。
③AO入試
10月~11月にかけて行われる。
当日の学力試験は存在しないことが多く、学業成績も一定のラインを超えていたら出願可能。
学生個人の意欲や能力で競い合う。
なので、指定校推薦は推薦入試ですね。
特に、指定校推薦は当日の学力テストが無いのが最大の特徴です。
学校の定期テストさえきちんと勉強していれば、無試験で有名私立大学への切符を手にすることが出来ます。
多くの人が、自分の学力以上の大学へ行くことが出来ています。
なので、関関同立やMARCH、早慶上智等の難関私立大学への進学にはかなりおすすめなのです。
志望理由書の書き方
指定校推薦をもらうためには、学校の先生に志望理由書(志願理由書)を提出しなければなりません!
そして、志望理由書は大きく分けると、①志望理由と②自己PRの2つをメインに書くことになります。
なので、その2つのテーマ別に志望理由書の書き方のポイントを紹介します!
①志望理由
まず、志望理由書で絶対に欠かせないのは志望理由ですね。
なぜ、日本に何百個もある大学の中からその大学を選び、その大学の中でもその学部学科を選ぶのかを論理的に書かなければなりません。
高校生が一人で論理的な文章を書くのはなかなか難しいですね。
なので、下記のポイントを守りながら書いてみましょう!
「私の将来の目標を実現するためには、志望する大学・学部・学科への進学が最も適している」と結論を書く
↓
自分の将来したいことを説明する。
↓
その将来のしたいことを実現するのに、大学がどのような特徴・サポート・教育を行っているかを説明する。
上記の流れをきちんと守れば、論理的な志望理由書になります。
【例】質問:なぜ○○大学商学部商学科を志望するのか(230字程度)
私の将来の目標を実現するためには、志望する大学学部学科への進学が最も適していると考えたからです。
私は将来、公認会計士となって日本経済を支える大企業を財務面から支援したいという将来の目標があります。
私の志望する○○大学商学部商学科は、関西の私立大学の中でも公認会計士の合格率と大企業への就職率が最も高いです。
特に、会計情報を利用した経営戦略を研究する河合ゼミで、具体的な企業の利益や収益、コストといった財務情報を手がかりに企業の経営状態を読み解いていく管理会計を学びたいと考えています。
②自己PRを書きましょう
自己PRも志望理由書には欠かせない事項ですね。
「貴方の長所を教えて下さい」等で聞かれたりもしますね。
問われ方は様々でしょうが、自分をPRする箇所は存在するはずです。
以下のポイントを抑えて自己PRをして下さい!
自分の将来の目標を実現するために必要な能力や適性があることを主張する。
↓
その能力や適性を持っていると証明できる具体的なエピソードを説明する。(問題発生→解決)
↓
なぜその能力が必要なのかを説明する
上記の流れをきちんと抑えれば、他の人の自己PRとは全く違うことをアピールできます。
多くの学生の志望理由書は、自己PRを全く関係のないエピソードを書いてしまっていますからね。
【例】 自己PRをして下さい。(230字程度)
私には、公認会計士に必要な問題解決能力があります。
それを実感したのは、2年間所属していた社会人参加型の企業研究会の時です。
その会で、企業にある様々な問題をテーマにした議論をするイベントに参加していました。
私は社会人の方たちに臆することなく率直に疑問をぶつけ、問題の原因を探り出し、解決策を何度も導き出すことが出来ました。
この能力は、多くの複雑な問題を抱える企業に対して、財務管理だけでなく問題解決策も提示できる公認会計士に必要なものです。
全くの嘘を書くのは辞めよう
志望理由書を書く際に必ず学生から言われるのは書くことがないということです。
なので、学生は無理矢理エピソードを作り出そうとしますね。
つまり、根も葉もない嘘のことを書こうとします。
これは絶対に辞めておきましょう。
嘘は大抵バレます。
なぜなら、そもそも志望理由書を読む相手が学校の担任の先生だからです。
学校の担任の先生は、志望理由書を書いた生徒のことをきちんと知っています。
どういう思いを持って、どんな行動をしているかは、普段の生活態度からも判断できます。
なので、この志望理由書のために嘘を書いていることが判断できれば、学校の先生はあなたを推薦者として選ぶことはないでしょう。
私の経験上、高校生は嘘を付くことが本当に下手です。
大人は高校生の嘘に大抵気づいています。
でも、疑っては面倒だしキリがないから放っているのです。
なので、バレるようなウソを付くことは辞めておきましょうね。
ただ、エピソードがなさすぎるというのならば、多少事実を盛るくらいならば仕方ないでしょう。
全く経験がないことを経験があるかのうように書くのは駄目ですが、経験があることを少しくらい盛るのはいいです。
例えば、上記の自己PRで書いた社会人参加型の企業研究会ならば、解決策は自分が提示できなかったとしても、できたことにするのはいいでしょう。
0を1とするのはすぐにバレますが、1を多少2,3にするのは仕方ないでしょう。
もちろん、極力おすすめはしません。
先生は少しの嘘も見抜く可能性はありますから。
指定校推薦は熱意が大事
高校生は指定校推薦のときに、評定平均ばかり気にしますよね。
もちろん、評定平均は重要なんですが、次に大事なのは熱意です。
そもそも、同じ大学学部を志望している時点で、競い合う学生の評定平均値はほとんど同じレベルです。
評定平均の差なんて微々たるものでしょう。
なので、評定平均よりも他の部分で適性な学生を決めなくてはならないのです。
その際に、重要なのは熱意です。
熱意は人を動かします。
そもそも学校の先生は大義名分を重視します。
どういう思いをもって大学に進学したいのかというのをすごく気にするのです。
特に、指定校推薦ならばそれが志望理由書によって明らかになりますからね。
同じような学力の生徒がいれば、熱意があり、志が高い方を選ぶのは当然です。
なので、志望理由書にはありったけの熱意を文章に込めましょう。
自分のしたいことを恥ずかしがらずに明確に書くのです。
また、指定校で選ばれる生徒というのは学校の代表としてその大学に進学します。
なので、途中で大学を辞められたりすれば、学校の面目は丸潰れです。
最悪の場合、次年度から指定校推薦の枠を無くすということだってありえるのです。
そうなれば、学校としては推薦者として選んだ先生に責任が下りてきます。
なので、指定校の学生選びは本当に慎重なのです。
できれば、本当に将来したいことが明確で、その大学学部ならば間違いなく真面目に卒業までしてくれる学生を選ぶのです。
そうなると、評定平均が少しくらい下でも、熱意を持って大学に進学してやりたいことが明確な学生に進学してほしいとなるのんですね。
なので、指定校推薦の枠がほしい高校生の皆さんは、恥ずかしがらずにありったけの熱意を先生にぶつけてみてくださいね!
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