じゅんじ@元予備校講師
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できれば、関関同立の中でも倍率が低いところを受けたい!
今回の記事では、いったいどの学部の倍率が大きいのかをわかりやすくするために、関関同立の倍率をランキングにまとめてみましょう!
元予備校講師のじゅんじ(@kansaijuken)です!
受験生の皆さんは、関関同立の倍率って気になりますか?
自分の行きたい大学の学部の倍率はどうしても、気になってしまうものですよね。
関関同立を目指し、これまで勉強を頑張ってきた受験生の中には、模試を受けて「志望の学部、A判定出た!!」という人もいれば、「う~ん、ボーダーラインだから合格できるかもな。」という人、さらには、「残念ながら関関同立全部E判定……。」というような人もいるでしょう。
特に、受験直前期の模試で判定が厳しい結果となってしまい、「倍率の低い学部にいけばなんとか合格できるかも・・」と考える受験生は少なくありません。
今回の記事では、少しでも倍率の低い関関同立の学部を教えて欲しいという受験生のために、それぞれの大学別に倍率の低い学部を並べたランキングを作りました!
2018年12月時点のパスナビの倍率を参考に比べました。
2019年度以降の受験生には大変役立つデータなのではと思います!
ちなみに倍率とは「受験者の何人に1人が合格するか」という数字です。
例えば、倍率2倍なら2人に1人、倍率3.6倍なら3.6人に1人合格するといった計算になります。
したがって、同じ偏差値で倍率が低い学部ほど、狙い目な学部になるかもしれませんね!!
さっそくランキングを見ていきましょう!!
目次
一般入試 倍率ランキング
一般入試の倍率ランキングはほとんど偏差値と比例します。
倍率の低い学部がそのまま狙い目の学部であると言えるでしょう!
関西大学
2位 システム理工学部 3.6倍
3位 環境都市工学部 4.6倍
4位 法学部 5.2倍
5位 文学部 5.7倍
まずは、関西大学です。
理系学部が1〜3位を独占。
化学生命工学部だと、2.9倍という驚異の低さですね。
文系学部はイマイチ人気のない法学部と文学部の倍率が低かったですね。
昨今の法学部と文学部が人気がないのは有名ですよね。
弁護士の給料が下がり法学部の人気がガタ落ち。
就職で役立ちにくいからという理由で文学部も敬遠されがちです。
関西学院大学
2位 法学部 3.8倍
3位 文学部・教育学部・神学部・総合政策部 3.9倍
次に関西学院大学ですね!
関西学院大学唯一の理系学部である理工学部が2.4倍で1位にランクイン。
キャンパスも三田キャンパスで人気ないですからね〜。
倍率が低くなるのも納得です。
文系学部は法学部の人気がないですね。
法律の勉強を嫌がる学生は多いです。
他にランクインしたのも、就職であまり人気のない学部です。
ただ、総合政策学部は三田キャンパスで田舎のキャンパスですが、就職には非常に強いです。
関学の狙い目学部は、総合政策学部でしょうね。
同志社大学
2位 理工学部 2.6倍
3位 法学部 2.9倍
4位 文学部 3.3倍
5位 スポーツ健康学部 3.8倍
お次は同志社大学。
理系学部や法学部、文学部の人気がないのは他の大学と同じですね。
特徴としては、他の大学よりも倍率が低いということ。
他大学の倍率は2〜4倍じゃ収まりませんからね。
ただ、倍率が低いからといって簡単なわけではありません。
同志社は偏差値が高いので、そもそも同志社を受ける人自体が少ないんですよね。
立命館大学
2位 理工学部 2.8倍
3位 法学部 3.3倍
4位 薬学部 3.6倍
5位 情報理工学部 3.7倍
立命館大学も理系学部は倍率が低めですね。
立命館の理系学部は滋賀県のびわこ草津キャンパス(BKC)ですからね。
キャンパスが田舎なので、人気がないのも頷けます。
特に、生命科学部の人気が低いですね。
関関同立は全て、法学部人気なしですね!
法律に興味がある人は、どこの大学でも狙い目と言えるのかもしれませんね!
理系は、生命工学系学部が人気なしですねー!
学費も他の学部と変わらないですし、結構いい学問だと思うのですが、何をしている学部なのかわからないのが不人気の要因のようですね!
AO入試 倍率ランキング
続いて紹介したいのがAO入試の倍率ランキング。
一般入試は偏差値があるので一概に倍率を比べあっても仕方ありませんが、AO入試は違います。
AO入試は、偏差値は関係なしに、数名の枠に入り込む試験です。
なので、倍率が低い学部の方が入りやすい学部であるというのは、あながち間違いではありません。
このAO入試の倍率ランキングは非常に役立つものになるでしょう!
関西大学
2位 経済学部 1.8倍
3位 外国語学部 1.9倍
4位 システム理工学部 2.4倍
5位 総合情報学部 2.7倍
関西大学の人気学部である商学部や経済学部、外国語学部がAO入試の倍率低いという結果となりました。
一般入試では非常に人気の学部が、AO入試だと倍率が低いですね。
上記の中に希望学部があるのならば、AO入試は要チェックでしょう!
関西学院大学
2位 経済学部 1.6倍
3位 法学部・教育学部 1.8倍
5位 社会学部 2.2倍
関西学院大学は神学部が1.0倍という結果となりました。
まあ、これは流石に神学部という敷居の高さのせいですね。
ガチのキリスト教徒でない限り、絶対に受かりませんし、キリスト教徒でないかたには絶対オススメしません。
他の学部、非常に倍率が低くて魅力的ですね!
同志社大学
2位 商学部 2.6倍
3位 文化情報学部 3.1倍
4位 スポーツ健康科学部 11.0倍
同志社大学は生命医科学部が1.0倍という結果でした。
同志社大学はAO入試に申し込むための必要な資格が他の大学よりも厳しいですからね。
その資格をクリアさせられれば、生命医科学部はオススメですね!
立命館大学
2位 理工学部 1.9倍
3位 経済学部 2.2倍
4位 経営学部 2.4倍
5位 食マネジメント学部 2.6倍
立命館大学は理系学部が1位と2位にランクイン!
人気学部の経済・経営も2倍台前半となかなか狙い目な倍率となっていますね!
食マネジメント学部は、私もかなりオススメしている学部です。
ぜひ、この情報をご覧の皆さんに受けて欲しい学部ですね!
出願要件がそれぞれの大学・学部で違うのも理由でしょう。
AO入試を狙う受験生は、倍率だけじゃなくて出願要件も要チェックですね!
センター試験利用入試 倍率ランキング
最後にセンター試験利用入試の倍率についてもまとめてみます。
センター試験利用入試は国公立受験生組にとっては非常に重要な試験です。
国公立の対策ばかりしている人にとっては、いちいち滑り止めの私立大学対策のために勉強時間を割くのは邪魔くさいですからね。
できるだけ倍率の低いところに出して、サクッと滑り止めを抑えておきたいいというのが本音でしょう。
このランキング、2019年度以降の国公立受験生にとっては非常に参考になるデータではないでしょうか!
関西大学
2位 法学部・政策創造学部 3.3倍
システム理工学部 3.3倍
5位 社会安全学部 3.9倍
関西大学の化学生命工学部は2.7倍と非常に低い倍率ですね。
この化学生命工学部は、理系学部の中でも何をしている学部なのかわからないという受験生の声も多いですね。
他にも、法学部やメインキャンパスではない不人気学部が倍率低めという結果ですね。
関西学院大学
2位 神学部 3.1倍
3位 法学部 4.3倍
4位 文学部 4.6倍
5位 社会学部・教育学部 4.9倍
関西学院大学の理工学部は2.5倍とかなり低めです。
メインのキャンパスではないことが理由としてあるでしょうね。
神学部はガチのキリスト教徒じゃないとかなり辛いでしょうから、倍率が低いからといって、普通の学生は出願を辞めておきましょうね。
法学部以降は倍率が4倍以上になりますね。
倍率が4倍以上になると、狙い目とは言えないでしょうね。
同志社大学
2位 法学部・文化情報学部 3.1倍
4位 理工学部 3.3倍
5位 社会学部・商学部 3.6倍
生命医科大学が人気ないのは、センター利用入試でも一緒ですね。
割と人気のある文化情報学部が3.1倍はちょっと狙い目かもしれません。
また、社会学部・商学部も3.6倍なので狙い目ですね。
ただ、関関同立の中では同志社が最難関であることは間違いないのですし、同志社にセンター利用で受かれる実力があるのならば、他の関関立も受かります。
立命館大学
生命科学部 2.3倍
3位 経済学部 2.8倍
4位 法学部 2.9倍
5位 食マネジメント学部 3.0倍
理工学部や生命科学部が人気がないのはどの受験方式も同じですね。
経済学部が人気がないのはキャンパスが滋賀県だからでしょう。
正直、経済学部が超狙い目でしょうね。
食マネジメント学部もめちゃくちゃいい学部なんですけど、名前が珍しいので、不人気ですね。
関関同立専願の人は、普通に受験した方が受かりやすいですよ!
国公立志望で、センター試験の勉強を重点的にしてきた人は、ぜひセンター利用入試はチャレンジしてみましょう!
まとめ
いかがでしたか?
自分の受ける入試方法から、倍率の低い学部を探せたのではないでしょうか。
倍率の低い学部を狙ってみるのも入試戦略としてはとても重要な要素です。
入試倍率の低い学部から自分に合った入試方式をえらべば、関関同立の合格も見えてきます。
参考書や塾でやる受験勉強も大切ですが、受験戦略もしっかり立てて万全の状態で受験に挑みましょう!