じゅんじ@元予備校講師
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今回の記事では、同志社大学、慶應義塾大学、早稲田大学も全て合格し、現在東京工業大学生命理工学部に通っている学生に、記事を寄稿してもらいました!
ぜひ、参考にしてみて下さい!
・【英語参考書】予備校講師が「同志社大学」に合格するために必要な参考書まとめてみた
目次
ライターの自己紹介
こんにちは。まずは少し自己紹介させていただきます。現在東京工業大学1年生で現役の時は同志社大学に合格しました。浪人して早稲田大学基礎理工学部、慶應大学理工学部、東京工業大学に合格しました。最終的には全ての大学に受かった僕ですが、高校二年生の時や、3年生のはじめの時などは学年でビリを何度かとったことのある正真正銘のバカでした。特に物理なんかはいつも最下位で3年生のはじめの中間テストでは13点だったほどでした。まずその頃は張力って何か全くわからなくてとてもストレスが溜まっていました。もちろん同志社大学なんて当然E判定でした。部活をやっていたということが全く言い訳にならないほどでした。しかし最終的には物理が一番の得意科目になりました。そんな僕の物理の苦手をどうやって克服してどうやって得意科目にしたかをお教えしたいと思います。
物理で一番大事なことは?
まず物理で一番大切なことは想像力だと思います。標準問題よりも難しい同志社大学の物理の問題は参考書にのっていないような問題を出してきます。そのような問題に対応するにはまず問題の世界を頭の中で想像することが大切だと思います。そして習ってきた問題で似たようなものを探し出してその問題でつかった考え方を利用して取り組むということが基本中の基本です。それを意識したら物理はどのような問題にも対応できると思います。まずは僕がどのような参考書を使っていたかを紹介します。
使った参考書は?
僕が使った参考書は教科書、センサー物理1・2、物理重要問題集、あとは過去問です。
使い方
まず使い方について説明したいと思います。まず教科書やセンサー物理は習いたての分野や、苦手な分野の為に使うもので本当に高校三年生の前期などはセンサー物理をつかって覚えるまで何回もやりました。そして、だいたい3周くらいすると、重要問題集のA問題をやります。重要問題集は良問ばかりで、難易度の高い問題ばかりなので考えがいがあり、解けたときの爽快感はすごいので、物理を好きになるきっかけを与えてくれます。そして物理が好きになり、ある程度できるようになったらB問題を解きます。B問題は東大、東北大、阪大など理系で最難関の大学の問題でありその中でも特に考えさせる問題が載ってあります。物理が好きになってから解くと、本当に面白くて、解いている時間が素晴らしく充実した時間になっていました。また6割くらい、その問題をとけたら自分に俺は東大に余裕で受かる才能があるわみたいなことを思いながら勉強してました。こういうことも勉強では大切だとおもいます。そしてその問題が一連解けるようになれば過去問に取り組みます。まぁ重要問題集と過去問のする順番は正直どっちでも大丈夫です。だいぶ前に一年分解いて、自分の実力と大学合格ラインとどれだけ離れているかを確認するのもいいと思いますし、後で、本番形式で解いても全然大丈夫だと思います。実際僕は同志社も慶応も早稲田も第一志望ではなかったので過去問は一年分しかしませんでした。慶応に至っては過去問をせずに挑みました。なので過去問は正直すきにつかったらいいと思います。
3つの注意点
次に問題集を使うにあたって注意点をいくつか説明したいと思います。
1つ目はいきなり重要問題集にチャレンジしない事です。基礎もわからないまま、難しい問題をチャレンジしても解けないどころか、全く意味がありません。それはゲームでいう、レベル1なのにいきなりボスにチャレンジするようなものです。ただの時間の無駄です。
2つ目は1つの参考書に必ず三周はする事です。1回解いても内容が理解できない問題があると思うので、解けなかった問題を必ずチェックして、なぜ解けなかったかを考えて、わからなかったらもう一度教科書で確認するという作業が必要です。僕の場合、現役の頃、中途半端にセンサー物理をしていたので浪人したときは悔しかったのでセンサー物理を10周くらいしてほとんどの問題を覚えているくらいやり込みました。この際、覚えるべき問題は発展問題じゃなくて練習問題です。物理は似たような問題が出ることがとても多いので覚える価値は十分あります。また覚えると難しい問題にも、あの問題と似ているなー、とかテスト中に思えるようになります。実際慶応大学の物理はセンサー問題を覚えていたら確実に八割を取れる問題が出ていました。東京工業大学の問題でも大問の1つがほとんど同じ問題とか全然多くありました。物理はそーいうのがとても多いのです。
3つ目はノートにきちんと図や力線を書く事です。参考書に書き込むと、もう一周する時に解く妨げになります。また、書くことによって頭を、働かせてから問題を解くことができ、物理がすきになってくれば図を書いている時にあーこれはこういう問いがくるだろーなとかこの問題は解けるとかメンタル的にもとてもいいです。
どの分野に時間をかけたら効率がいいのか?
次に部活で時間のない受験生たちのために分野ごとにどこに時間をかけたら良いか、どこはあまりしなくて良いかなどを説明していきたいと思います。まず力学。これは完璧に覚えるべきです。この分野が中途半端であると、他の分野でも、影響が必ず出てきます。物理は力学が基本なので本当にセンサー物理10周くらいして、完璧に問題を覚える価値はあると思います。次は波動です。この分野は物理基礎の波の基本的な概念を理解すると波動の中のイロイロな分野に対応できます。なので物理基礎の波の分野をやりこめば波動の分野はできると思うのでそこの理解に時間を使えばあとはそこまでやり込まなくても大丈夫です。次は熱です。熱は正直公式の暗記と問題の解く量でなんとかなります。なので公式を完璧に覚えて熱を理解することに時間を注げばそれ以外はやり込まなくても大丈夫です。次は電気、磁気です。電気、磁気は力学の次に重要な分野です。とても量が多いです。なので時間がかかります。ですがそのぶん、テストや入試は似たような問題がでます。この分野をどれだけやり込んだかがよりライバルと差をつけるのに重要になってきます。なので、この分野は頑張ってください。コツはただただめげないこと。それだけです。次は原子など今までやってきた分野以外の分野です。この分野は直前でも大丈夫です。12月から取り掛かっても全然間に合います。これは力学や波動の知識が頭に入っていたらすぐに解けるようになります。あと勉強方法についてなのですが、僕はメモ帳に模試日をとりあえずメモして、その模試までにはこの単元を3周しよう。そのためには1日何ページまで進まないといけないなという事をメモ帳にかいていました。これは物理に限らず全ての分野の勉強、または仕事などで使える技術なのでやってみてください。そしたら分厚い参考書をやるときも、なんだ意外とすぐ終わるなと思うと思います。
最後に
このように、物理は三年生からでも全然伸びる分野です。物理は自分はとても苦手だとかは思わずに、一度理解しようとしてみてください。きっと、物理が面白いことに気づくし、得意科目になっていくと僕は思います。ではこれからみなさん勉強大変だと思いますが、頑張って下さい。応援しています。