奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の偏差値・就職・学費をまとめてみた

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。
受験生
NAISTがすごいって聞いたんですけど、なんですかそれ?
予備校講師じゅんじ
NAISTは日本の大学院だよ!
知名度はないけど、理系ならば知っておいても良い大学院だね!

予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!

皆さん、NAISTという言葉を聞いたことがありますか?
ぶっちゃけ、私は受験業界に携わるまで全く知りませんでした。

NAISTとは奈良先端科学技術大学院大学のことで、「Nara Institute of Science and Technology」の頭文字を取って、NAISTという呼称があるようです。
NAISTの読み方は「ナイスト」です。

今回の記事では、そのNAIST(ナイスト)に関して、予備校講師の知っている情報も交えながら、受験生の参考になるようなまとめ記事にしてみました!
ぜひ、理系の皆さんは将来設計の参考にしてみて下さい!

目次

NAISTってどんな大学?

まず、そもそもどういった大学なのでしょうか?
結構、大学受験生に誤解されることが多いのですが、NAISTは名称の最後が大学となっていますが、高校生が受験して受けられる大学ではありません。
大学生が進学先として選ぶ大学院なのです。
高専卒ならば受験できますが、高校生は受験資格はありません。
注意しておかないといけないポイントですね。

国家戦略「科学技術立国」を目的とした大学で、最先端技術を研究しています。
学科は3つあり、情報科学研究科」・「バイオサイエンス研究科」・「物質創成科学研究科」です。
すべての学科が人気がありますが、最も人気の高いのが「バイオサイエンス学科」です。
ただ、平成30年から、3つの学部を統合し、新たに先端科学技術研究科を設立するようです。
3つの学科の垣根をなくしたいという思いから統合に踏み切ったのでしょう。

また、大学院での研究水準はかなり高いようです。
公式HPにもその研究水準の良さがでかでかと記載されていますね。

さらに、1991年に設置された大学なので、他の国立大学と比べると校舎はかなり綺麗です。
国立大学で校舎が綺麗なのは珍しいのですね。
国立大学は古くて汚い学校が多いですから、NAISTは羨ましい限りですね。

★まとめ★
NAISTは日本有数の最先端技術を研究する大学院
研究水準は全国レベル

偏差値は?

受験生としては、大学で気になるのは偏差値ですよね。
ただ、残念ながら奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)には偏差値はありません。
なぜなら、大学院には偏差値なんて概念は存在しないのです。

偏差値とは、大学受験予備校である河合塾等の大手予備校が受験生に模試を受けてもらい、その点数を元に算出しているにすぎません。
大学院入試に模試なんてものは存在しませんので、そもそも偏差値を出すことなんて出来ないんですよね。

ただ、そんな簡単に入ることができる大学ではないと思っておきましょう。
NAISTと同じ種類の大学院であるJAISTという北陸先端科学技術大学院大学は東京大学と肩を並べるほどの人気を集めているという噂もあるくらいです。
そんな東大と同レベルのJAISTよりも、NAISTのほうが人気はありますからね。

★まとめ★
大学院なので偏差値は無し
人気は東大以上!?

就職実績は良いのか?

では、NAISTの就職実績を見ていきましょう!
公式HPにそれぞれの学科ごとの就職先と就職人数が公開されていました!
国立大学でここまで公開しているのは珍しいですね!
HPを見ると、名だたる大企業の名前が連なっていますね。
日本の企業だけでなく、海外資本の企業の名前もかなりあります。
驚愕の就職実績です。
予備校の関係者から聞いた話ですが、この大学出身ならば日本メーカーならどこでも就職できるという話です。
どこの企業面接も2回程度で内定が貰えて、なんなら教授から推薦貰えれば1回の面接で内定の学生も多いみたいです。
あくまでも噂ですが、かなり信頼できる話ではあるでしょう。

ちなみに私は文系学部卒ですが、みずほFGの就職面接は7次面接までありましたよ。
全然待遇が違いますね。

★まとめ★
就職先は名立たる企業ばかり

学費は高いのか?

理系の学生が一番気になるのはやはり学費ですよね。
理系は研究費用に半端なくお金がかかります。
私立大学の理系ならば、想像できないほどの大金が必要になってきます。

でも、NAISTは国立大学なので、かなり財布に優しい学費となっております。
なんと年額535,800円!
2年間通って入学金を払ったとしても1,358,600円です!
私立大学の学部学費1年分くらいですね。
かなり安いですね。

また、奨学金も充実していますね。
公式HPを参照してみましょう

なんと毎月50,000円~122,000円を無利子で借りることができます.
また、学業優秀ならば、返済不要にもなりますね。

大学院では研究室で給与をもらうことも出来ます。
ティーチング・アシスタント(TA)制度ですね。
時給は1234円からのようです。

学生宿舎もありますね。
学生数の6割程度は住めるようです。
一人で住むなら1万円の家賃です。
いくら奈良とは言え、ありえない安さですね。

周りも奈良県ですし、東京のように物価が高いわけでもないので、NAISTでお金に困るということはなさそうですね。

★まとめ★
NAISTはお金がかからない!

総評

今回の記事では、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の偏差値・就職・学費をまとめてみました!
結構、関西の理系受験生から質問を受けることが多い大学なんです。
名前の最後に大学ってついてるので、高校生が受けられる大学だと勘違いしてしまうんですよね。

就職実績からみるに、NAISTは理系の大学院としてかなりおすすめです。
特に、今後も技術の革新が期待できるバイオ分野の研究はかなり将来性がありますね。
ips細胞開発をした山中教授のノーベル賞だって、山中教授がNAIST在籍時にした業績ですからね。
実は京大の実績ではありません。

日本トップの研究機関で、最先端技術を研究したいと考えているならば、NAISTを目指しましょう
将来、ノーベル賞を取るのは、NAISTを目指すあなたかもしれませんね!