じゅんじ@元予備校講師
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予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!
受験生の皆さん!
志望校選びって迷いませんか?
大阪の受験生は、関関同立にはいきたいと考えて、とりあえず関西大学を目指そうという風潮はありますね。
今回の記事では、志望校選びの役に立てるだろうと考え、関西大学の学部である
社会学部・政策創造学部・総合情報学部
この3つの学部の違いをまとめてみました!
この3学部の違いを教えてくれという相談が非常に多いんですよね。
なので、わかりやすく記事にしてみました。
パンフレットだけではわからない部分を書きましたので、かなり参考になるはずです!
■目次
▶各々の学部の特色をまとめてみた
▶難易度は違うのか?
▶学費の違いは?
▶就職実績の違いは?
▶総評
■各々の学部の特色をまとめてみた
まずは、各々の学部にある特色をまとめて、何を学ぶのが目的かを比べてみました!
人間と社会に関する様々なテーマを理論と実証で学ぶ
社会の諸問題解決のため、実践的な政策立案力を学ぶ
最新の情報システム環境による情報活用方法を学ぶ
公式HPやパンフレットを読み込んだところ、上記のようなことが学べる学部であることがわかりました。
でも、上記の説明だけでは抽象的すぎてわかり辛いですよね。
もっと具体例を交えて、細かい説明をしていきましょう!
・社会学部
4専攻に分かれています。
「社会学」・「心理学」・「メディア」・「社会システムデザイン」の4つですね!
「社会学専攻」以外は専門性が高いですね。
それに対し、「社会学専攻」はかなり広いテーマを扱いますね。
テーマに特化した深い知識というよりも、浅く幅広い知識をつけることができますね。
3学部の中でも、自分の好きなこと何でも研究できる学部はこの社会学部でしょう。
・政策創造学部
2学科に分かれています。
「政策学科」と「国際アジア法政策学科」の2つです。
「政策学科」は社会問題の解決策を考える学部ですね。
「国際アジア法政策学科」はアジア地方に特化した「政策学科」です。
他の学部よりも、社会の問題解決策を考える学部ですね。
例えば、「少子高齢化が進む日本の地方人口減少の国策」とかですね。
・総合情報学部
3つの系統に分かれています。
「メディア情報系」「社会情報システム系」「コンピューティング系」の3つです。
「メディア情報系」はネットやTV等のメディアの利用方法を学びます。
「社会情報システム系」はパソコン等のITソフトの利用方法を学びます。
「コンピューティング系」はプログラミング等の技術を学びます。
研究をする学部というよりも、学生側がこの時代に生きていく技術を身につける学部といったところですね。
文理融合の学部で、これからの時代にあった知識をつけられますね。
★まとめ★
社会学部は「社会学」・「心理学」・「メディア」・「社会システムデザイン」の4つからどれかを選び、専門的な知識を高めていく。「社会学」は幅広い研究ができる。
政策創造学部は社会の問題解決をすることに主軸をおいている。社会学部よりもより実践的な政策に関して研究する。
総合情報学部はメディアやITの知識を勉強する。研究というよりは、就職のための知識や技術をを身につける学部。
■難易度は違うのか?
受験生が興味があるのは、どっちのほうが難易度が高いのかですよね!
まずは、偏差値の違いを見てみましょう。
パスナビで河合塾の偏差値を調べてみました!
社会学部の偏差値が50.0~57.5
政策創造学部の偏差値が50.0~55.0
総合情報学部の偏差値が52.5~57.5ですね!
同じ学部でも受け方によって偏差値にかなり差がありますね。
総合情報学部はキャンパスがメインではなく、高槻キャンパスなのに人気がありますね。
では、全学部日程試験の一般入試で比べてみましょう。
すると
社会学部 55.0
政策創造学部 55.0
総合情報学部 55.0
なんと全く同じ偏差値になりました!
学科が違っても全て偏差値55.0という結果でした。
これでは差がわからないのですね。
次に、合格者の最低点数(得点調整後)をみてみましょう。
2017年2月7日の全学部日程の点数を参考にします。
・社会学部 74.4%
・政策創造学部(政策学科) 61.3%
(国際アジア法政策学科) 60.6%
・総合情報学部 57.7%
合格最低点数の差はかなりありますね。
社会学部が最も点数が高いですね。
総合情報学部と20%弱最低点数が違います。
しかし、社会学部は得点調整しないので、必然と政策創造学部と総合情報学部より高くなってしまいます。
なので、決して総合情報学部と20%弱も違いがあるわけではありませんので注意が必要です!
偏差値は全く同じでしたが、最も合格しやすいのは総合情報学部で間違いなさそうですね。
キャンパスも本キャンパスと比べて田舎ですからね。
人気が低いのは仕方ありませんね。
難易度順に社会学部、政策創造学部、総合情報学部。
社会学部が群を抜いて人気。
総合情報学部は高槻キャンパスということもあり不人気。
■学費の違いは?
では、次に3学部の学費の違いも見ていきましょう!
受験生にとって、学費は重要な学部選びの指標になり得ます。
似たような学部なので、学費も似たようなものなんでしょうか?
以前関関同立のすべての学部の学費をまとめた記事のデータを参照します。
社会学部 4,118,000円
政策創造学部 4,358,000円
総合情報学部 5,606,000円
社会学部と政策創造学部はさほど差はありませんが、総合情報学部はかなり高いですね!
社会学部と150万円もの差があります。
総合情報学部に人気が集まらないのも当たり前ですね。
似たような学部と思っていたら、入学して学費の違いにびっくりするなんてことが起こりそうですね。
■就職実績の違いは?
最後に、就職実績を比べてみましょう!
多くの学生が大学で一番重要なのは就職ですからね!
ただ、残念ながら、立命館大学は学部ごとの就職先の人数を公開していないんですね。
なので、学部ごとの実績の違いを比べることは出来ません。
しかし就職率は公開していていますね!
社会学部 97.5%
政策創造学部 97.2%
総合情報学部 97.0%
全て97%台の就職率となりました。
0.5%の差なんて本当にどうでもいいレベルですので、参考になりません。
3つの学部ともに、就職率は抜群といえるでしょう。
■総評
今回の記事では、関関同立の中でも、大阪人に大人気の関西大学についての記事でした!
特に、関西大学社会学部と政策創造学部と総合情報学部の違いについては非常によく聞かれる質問です。
すべての学部とも、一体何の学問をしているかイメージがつき辛い学部でしょう。
高校生や受験生にとっては、あまり馴染みがある学問ではないですからね。
正直、この3学部とも、社会学部でまとめようと思えば出来ますね。
しかし、上記でも述べたように、学部ごとにも多少特色はありました。
自分にどんな知識をつけたいかで学部選びをするのがいいでしょう。
合格のしやすさで言えば、総合情報学部が最も良いですね。
学費が高いのが許せるレベルで、キャンパスが高槻で良いのならばすごくおすすめの学部です。
ITスキルは今後の社会に生きていく上では欠かせない知識ですし、AIが今後発展すれば、AIを使う側の人間になる努力をしなければなりません。
それがまさしく、総合情報学部で学べるプログラミング等のIT知識なのです。
なので、今後の社会情勢にマッチした知識をつけることができるのではないでしょうか。