じゅんじ@元予備校講師
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予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!
今年最も話題になった受験生の話題は、芦田愛菜さんの慶應義塾中等部に合格したことですね。
彼女は女優業で多忙の中、どうやって偏差値70超えの中学に合格する事ができたかを気になりませんでしたか?
色々ネットや本で調べていると、「NN勉強法」という勉強法を芦田愛菜さんは取り入れて勉強していたそうです。
果たして、「NN勉強法」とは何なのか、はたまた大学受験にも通用する勉強法なのかを今回は大学受験予備校講師の目線から考察してみました!
■目次
■「NN勉強法」とは?
まず、芦田愛菜さんが慶應中等部に合格できたNN勉強法について紹介します。
NNは「何が何でも」の略です。
このNNは、早稲田アカデミーが中学受験生の小6向けに行うコースで使われる言葉ですね。
予備校界隈では有名な言葉です。
具体的には、それぞれの学校を徹底的に分析している講師陣が、テキストやカリキュラムを開発し、直接授業を担当するコースです。
なので、NN勉強法とは、何が何でも受かりたい志望校のための勉強だけをするんですね。
そんなこと当たり前のように思えるかもしれませんが、多くの受験生が出来ていないことですね。
多くの受験生は、志望校があったとしてもそれに合わせて勉強をしていません。
学校や塾のカリキュラム通りに勉強をしているだけです。
志望校によって点数の配分や問題傾向なんて全く違うのに、皆で同じ勉強をしているんですよ。
英語ならば、英文法の知識はさほど高いレベルを求められることなどないのに、一生懸命ネクステージやヴィンテージのような学校で配られる教材を全ての問題、隅から隅まで解いて覚えるとかです。
そういう無駄な勉強を辞め、志望校に必要な求められる知識だけを勉強していくというのはとても重要ですね。
芦田愛菜さんのNN勉強法は、大学受験でもそのまま役に立ちますね。
■どうやって「NN勉強法」を実践すればいいか?
NN勉強法が、大学受験でも役に立つ勉強法だというのは先述したとおりですが、では、具体的にどう実践していけばいいのでしょうか?
最も効果的なのは、私のような予備校講師にカリキュラムを組んでもらうことです。
大学受験の勉強を教えることを生業としている社会人に聞けば、まず間違いないです。
その志望校に応じた、自分の弱点を的確に判断し考慮したカリキュラムを作ってくれるでしょう。
ただ、もちろんこれはかなりハードルが高いですね。
所謂、個別指導の社会人家庭教師のようなサービスを使わなければならないです。
3教科だと、月額20万円はかかりますよ。
そのお金が充分にあるのならば、かなりおすすめです。
次に、自分でカリキュラムを作る独学の方法もありますね。
誰かに個別で作ってもらうのはお金がかかるので、他の誰かが作ったカリキュラムを参考にして自分専用の志望校カリキュラムに変えるのです。
そのためには、過去問を研究し、どんな知識が必要でどんな勉強方法をしていけば一番最善なのかを考えなければいけません。
正直、かなり難しいです。
自分の志望校の大学に受かった大学生に聞いても、的確にアドバイスできる人なんてほとんどいませんからね。
関関同立の英語のカリキュラムならば、以前記事としてまとめたものがあるので参考にしてみてください。
・【英語参考書】予備校講師が「関西大学」に合格するために必要な参考書まとめてみた
・【英語参考書】予備校講師が「関西学院大学」に合格するために必要な参考書まとめてみた
・【英語参考書】予備校講師が「立命館大学」に合格するために必要な参考書まとめてみた
・【英語参考書】予備校講師が「同志社大学」に合格するために必要な参考書まとめてみた
■芦田愛菜さんの◯◯力は大学受験合格でも効果を発揮する
自分の志望校に合わせたカリキュラムを作ることが重要なのはわかりましたね。
でも、カリキュラムだけで難関大学には合格することは出来ません。
やはり、そのカリキュラムを持続させ、実際に勉強をすることが大事なんですね。
芦田愛菜さんは、女優業で培った高い集中力を発揮し、休日は1日12時間の勉強を5ヶ月続けたそうです。
女優業でドラマ出演もしながら、休日に12時間の勉強ですよ!
予備校講師の私が断言します。
私の知る限り、休日にも勉強に取り組む受験生は総じて志望校に受かっています。
受験はどれだけの時間、勉強に向き合ったかで差がつきます。
頭がいいとか悪いとかの多少の差はあります。
でも、そんなものの差よりも、受験は勉強時間のほうが遥かに重要なんですよ。
なので、芦田愛菜さんのように高い集中力があれば、他のものに紛らわされることなく、勉強に時間を割くことができるのです。
もし、芦田愛菜さんのように難関校を合格したいと考えているのならば、小さい頃から集中力をつけておけばいいでしょうね!
■芦田愛菜さん本人には◯があるから受かって当然!
受験となると、焦るのはいつも母親ばかりです。
子供のために、いい学校へ入れようと一生懸命になって塾探しや良い先生探しを始めます。
もちろん、保護者が子供のために色々動きたくなる気持ちは非常にわかります。
私も子供がいるので、子供のためなら時間もお金も惜しくありません。
でも、受験は本人が受けるものなんです。
問題を解くのも保護者や先生ではありません。
受かるも落ちるも本人次第なんです。
では、受験で成功するために本人に最も重要なことは何でしょうか?
私の予備校経験から、受かる子と受からない子の違いを言わせてもらうと、本人に夢があるかどうかです。
つまり、将来の目標ですね。
漠然と、ただ親から勉強させられているから仕方なく勉強しているという子で、志望校に受かる子はかなり少ないです。
逆に、将来は弁護士になって無実の人を救いたい・看護師になって病人を助けたい等の具体的な目標を持っている人は志望校に受かっていきます。
芦田愛菜さんの場合、「病理医」になりたいという夢があります。
病理医とは、人の細胞や組織を顕微鏡などで観察して病気の診断をする医師のことですね。
数年前は薬剤師と言っていたので、より具体的な目標になっているのでしょう。
慶應義塾大学には医学部がありますから、その夢のために、慶應義塾中等部を目指したのでしょう。
病理医になりたいから、慶應義塾大学医学部に行きたいし、慶應医学部にいくためには勉強が必要だから勉強も頑張れたのでしょう。
人は誰でも、自分のやりたいこととつながっていると思えたら頑張り、努力ができるのです。
他人に強制されたり、なんとなくという理由では、嫌なことに立ち向かうことは出来ません。
受験勉強なんて本当につまらないし嫌なものだと予備校講師の私でも感じます。
そんな嫌なことを毎日何時間もするのですから、自分のやりたいこととつながっているものだと思わないと勉強は続きません。
なので、必ず受験勉強に取り組む前に、夢を見つけて下さい。
カリキュラムや勉強法よりもよっぽど重要です。
自分の将来したいことに正直になり、そのやりたいことを実現するためにどういう進路に勧めば一番いいのかを考えてみて下さい。
そうすれば、きっと貴方は第一志望に合格することが出来ますよ。
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