地方国公立大学か私立の関関同立に行くべきか比較してみた【就職・年収】

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。
受験生
大阪市立大学を狙うべきか、同志社大学を狙うべきか迷っています!
予備校講師じゅんじ
地方国公立か関関同立かは悩みますよね!

予備校講師のじゅんじ(@kansaijuken)です!

私は予備校で働いていたので、よく進路相談を受けていました。
そんな中で相談で特に多いのが、私立か国公立どちらを目指せば良いのかわからない」という相談です。
特に、学校の先生は国公立至上主義ですからね。
東京の高校なら、早慶があるので、多少は私立大学を勧める先生も多いんですが、関西は国公立大学を勧める傾向が強いです。
特に、相談を受けるのが、地方国公立大学なのか私立有名大学に行くべきなのかということです。

私立関関同立、国公立大阪市立大学大阪府立大学神戸大学が当てはまりますね。

今回の記事では、関関同立や市大・府大・神大はどれを志望校とすればよいのかを記事にまとめてみました!!
果たして、地方国公立と有名私立大学はどちらのほうがおすすめなのでしょうか!

目次

就職実績

まず、大学を比べる上で、学生が最も重視しているのが就職実績なのではないでしょうか!

なので、まずは就職先を比べてみました。
ただ、私立大学と国公立大学を比べる上で、単純な就職率や人数を比べても仕方ありません。
そもそも私立と国公立では学生の分母が違いますからね。
また、どこでも就職できればOKというわけではありませんよね。
多くの学生は、誰もが知っているような有名企業に行きたいと思うはずです!

なので、主要企業と呼ばれる342社の企業への就職率を算出したデータから、大学ごとの就職率を比べてみましょう!

doshiharank

【考察】
このデータをみると、関西では、京大・阪大がトップクラスの就職率を誇っていることがわかりますね!
しかし、同志社大学が7位となっており、関西の大学の中でも京大・阪大に続き、主要企業就職率がかなり良いのがわかりますね!
さすが、最近最も昇り調子である同志社大学なだけあります。

続いて、神戸大学が同志社大学の下で8位にランクインしていますね。
京大や阪大に引き離されているのはまだいいとして、同志社大学にも負けてしまっています。
主要企業への就職は、同志社大学のほうが上ですね。

少し離れて、12位に関西学院大学14位に立命館大学16位に関西大学もランクインしています。
関西学院大学はよく同志社と比べられがちですが、就職率では関西学院大学は同志社大学に負けてしまっています。
ただ、関西大学や立命館大学よりは関学のほうが就職率はまだまだ良いみたいですね!

市大や府大の文字はありませんでした。

総合すると、
同志社大学>神戸大学>>>関西学院大学>立命館大学>関西大学>大阪市立大学=大阪府立大学

という結果ですね!

平均年収

続いて比べるのは、やっぱり気になるお金のことですよね!
大学出身者がいったいいくら稼ぐことが出来ているのかが、大学を選ぶ目安にもなります。

転職サイトDODAに記載されているデータを参考に、各大学のOBの年収をピックアップしてみました!

関西大学

kandai

関西学院大学

kangaku

同志社大学

doushisha

立命館大学

ritsu

神戸大学

kobe

大阪市立大学

ichidai

大阪府立大学

fudai

【考察】
20代、30代、40代を比べてもほとんど順位は変わらないので、全体の年代でいくら稼いでいるのかをみてみましょう!

そうすると、

神戸大学(590万円)>>大阪府立大学(546万円)>同志社大学(522万円)>大阪市立大学(513万円)=関西学院大学(513万円)>>関西大学(467万円)>立命館大学(466万円)

という結果になりました!

神戸大学は圧倒的に稼げていますね!
さすが元商業大学ですね!
お金に関することは負けません!

大阪府立大学も神戸大学に離されてしまっているものの、同志社大学より上です。
大阪市立大学は残念ながら同志社に一歩届かず。

関関同立は、同志社関学が強く、立命関大はかなり年収が下がってしまっています。
関関同立ならば、同志社か関学に行くのがベターかもしれませんね!

そして、基本的には平均年収は国公立大学のほうが良いということですね!
主要企業の就職率ではなく、年収を気にする方は、国公立大学がいいですね!

学費

次に気になるのは、学費ですよね!
学費がいくらかかるのかによっても、志望校を選ぶ基準は変わります。
国公立大学は年間の学費は約65万円とわかりやすいのですが、私立大学は学部によって学費が変わってしまうので、一概に比べることが出来ません。
なので、おおよその金額を調べてみまし
た!

この記事を参照すると

文系 年間100万円~150万円
理系 年間140万円~180万円

という結果ですね!

およそ2倍~3倍の金額が私立大学にはかかってしまうんですね!
文系ならば、それが4年間。
理系ならば、院卒になれば6年間です。

半端ない金額ですね。
学費の面を考えると、国公立大学のほうが有利なのは間違いないですね!

総評

今回の記事では、就職率・平均年収・学費の面で地方国公立大学と私立大学を比べてみました。

ぶっちゃけ、多くの学生が大学に対して求めるものなんて、就職先の確保でしょう!
純粋に学問を学びたいというよりは、就職先を確保するために大学への進学を決めています。
もし、大卒と高卒の給料が同じならば、多くの人が大学へいかないはずです。

そして、なぜ就職先を気にするのかというと、お金がほしいからでしょう!
どれだけ楽な仕事だとしても、給料が充分に貰えていないのならば、幸福度は低いです。
なので、将来稼げるようになるために大学に進学をしようとしているのならば

神戸大学(590万円)>>大阪府立大学(546万円)>同志社大学(522万円)>大阪市立大学(513万円)=関西学院大学(513万円)>>関西大学(467万円)>立命館大学(466万円)

かなり参考になるデータだったのではと感じます。
また、学費の面でも個公立大学が圧倒的に安かったですね。

なので、結論は、地方国公立大学のほうが有名私立大学である関関同立よりもお金の面では優っているといえるでしょう。

しかし、国公立大学と比べた場合、確実に受かりやすいのは関関同立です。
国公立大学に行くためには、高校1年生の頃からコツコツと勉強し、7~8教科の勉強をしなければなりません。
関関同立には1年間で3教科の勉強をすれば充分合格ラインまで持っていくことが出来ます。
なので、受験勉強に投資する時間を考えたら、関関同立のほうがコスパは確実にいいでしょう。

もし、国公立大学にそれほどこだわりがないとするのならば、関関同立のほうがおすすめですよ!