じゅんじ@元予備校講師
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予備校講師のじゅんじ(@kansaijuken)です!
よく、大学受験は毎日何時間勉強すればいいんですか?という質問を受けます。
勉強は量よりも質なので、何時間勉強すれば良いという捉え方をしてはいけないのですが、そうはいっても気になりますよね!
志望校に受かるためには最低何時間先輩たちは勉強してきたのかは、一日の勉強の目安にもなります。
なので、今回はの記事では、志望校別に何時間くらい勉強に時間を割いてきたのかをまとめていきます。
実際に去年私の勤務する予備校で、自習室にいた時間を元にデータとして集計しました。
かなり実際の時間に近いはずですので、参考にしてみてくださいね!
目次
日東駒専・産近甲龍レベル(偏差値50以下)
日東駒専&産近甲龍に受かった生徒の自習時間を調べてみました!
彼らは一体何時間の自習で合格したのでしょうか?
4月時点で在籍している塾生に限定し、受験日までの自習時間を合計すると、結果は年間500時間程度といったものでした。
学校の授業や予備校の指導は完全に省いた数字です。
なので、完全な自習時間のみですと500時間の勉強が必要ということです。
つまり、4月から受験勉強を始めた受験生の場合だと1日の平均自習時間は1時間40分ですね!
ただ、日東駒専&産近甲龍あたりを志望校とする受験生の多くは夏頃に勉強を始める子が多いです。
なので、8月から勉強を始めた場合だと、1日3時間程度の勉強量は必要ということになりますね!
3教科ですからね。
特に、私立受験生は英語に時間を割いている人ほど合格率は高かったですよ!
MARCH&関関同立レベル(偏差値60程度)
次に、MARCH&関関同立です!
MARCHや関関同立の実際に受かった受験生は、どれくらい勉強しているのかすごく気になりますよね!
ただ、MARCH&関関同立とはいっても大学により偏差値に差があります。
なので、少し偏差値差がありすぎる関西大学の合格者は除いて計算しました。
4月時点で在籍している塾生に限定し、受験日までの自習時間を合計すると、結果は年間1200時間程度といったものでした。
学校の授業や予備校の指導は完全に省いた数字です。
つまり、4月から受験勉強を始めた受験生の場合だと1日の平均自習時間は4時間ですね!
4時間自習時間に毎日時間を割き、勉強していれば充分MARCHや関同立は受かリますね。
ただ、MARCHや関同立志生も、夏前くらいから勉強を始める受験生が多いんですよね。
6月くらいからちょこちょこスロースタートしていく人の多いこと。
そんな受験生ならば、毎日5時間程度の勉強は必要になってきますね!
やはり、関関同立のなかでも関西大学は入りやすいみたいですね。
早慶上智・東京理科大学レベル(偏差値65程度)
早慶上理レベルの大学、偏差値65程度の私立大学に合格した塾生のデータも調べてみましょう!
特に、早稲田・慶應義塾大学に合格するためには一体どのくらいの自習をすればいいのかはかなり気になりますね!
4月時点で在籍している塾生に限定し、受験日までの自習時間を合計すると、結果は年間1800時間程度といったものでした。
もちろん、学校の授業や予備校の指導は完全に省いた数字です。
つまり、4月から受験勉強を始めた受験生の場合だと1日の平均自習時間は6時間ですね!
6時間自習時間に毎日時間を割き、勉強していれば充分早慶などの難関私立大学は受かリますね。
現役生の場合だと、16時に学校が終わったとしても22時まで勉強をし続けるというよりは、休日にまとめて10時間勉強するという声が多かったです。
現役生ならば、かなり厳しいといえるのではないでしょうか。
地方国公立大学(偏差値60以下)
国公立大学を目指す受験生になると教科数が大幅に増えます。
なので、高3になって初めて勉強するというのは国公立大学合格にはかなり厳しいです。
高2までの積み重ねが大事なので、国公立志望生は高2までに基礎の勉強を終わらせておきましょうね!
私の勤務する予備校で地方国公立に受かった偏差値60以下の国公立大学志望生の高3から試験日までの自習時間をまとめました。
あくまでも、高3になるまでに、毎日2時間程度は勉強をしてきた受験生のデータであるという前提です。
その結果、学校の授業や予備校の指導は完全に省いた、4月から2月末の二次試験までの自習時間は、1800時間程度でした。
1日の平均自習時間は6時間となります。
早慶の合格時間と全く一緒ですね。
ただ、早慶合格生とは違い、教科数は多いので、浅く広い勉強が求められるので勉強方法は全然違いますね。
そして、高2になるまでも2時間は毎日勉強をしていたという証言も多くの合格生徒からもらっています。
なので、3年間で3500時間程度の自習時間は確保しているという予想もできますね!
コスパが良いのは私立受験ですね。
難関国公立大学(偏差値65程度)
難関国公立大学とは、東大・京大・阪大等の偏差値が65以上を超える大学です。
関西ならば、ギリギリ神戸大学が入るレベルですね。
もちろん地方国公立大学と一緒で、高3になって初めて受験勉強を意識した高校生にはまず合格は厳しいです。
センター試験の勉強くらいならば間に合いますが、さらに、二次試験で使用する教科の学力を上げるのが一年間ではなかなか難しいですね。
そして、難関国公立大学に受かる受験生は、勉強効率が良い受験生もいるので一概に時間で測りにくいのも事実です。
超進学校の生徒は部活なんかも充実させながら受験勉強にも時間を割いていますからね。
私の勤務している予備校で、難関大学に受かった受験生の自習時間を調べてみると、4月から2月末までで2200時間程度の勉強時間ということがわかりました!
ダントツの時間量ですね!
4月から受験勉強を始めた受験生の場合だと1日の平均自習時間は6時間40分程度です!
そして、高2になるまでも2時間30分は毎日勉強をしていたという証言も多くの合格生徒からもらっています。
なので、3年間で4200時間程度の自習時間は確保しているという予想もできますね!
なかなか勉強嫌いの方からしたら信じられないかもしれませんが、進学校では当たり前のことですね!