「MARCH」「関関同立」「日東駒専」「産近甲龍」の志願者数は増加しているのか?

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。

管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!

2017年7月5日に「大学序列崩壊中!「日東駒専」「産近甲龍」志願者急増の理由」という記事がありました。
このタイトルを見て、「MARCH」「関関同立」「日東駒専」「産近甲龍」の志願者って増えてるのかな?と気になり、知りたくなったので調べてみました!

本当に、有名私立大学の一般試験の志願者数は増えているのでしょうか!

■目次

MARCH
関関同立
日東駒専
産近甲龍
総評

■MARCH

MARCHとは明治大学 (M : Meiji University) ・青山学院大学 (A : Aoyama Gakuin University) ・立教大学 (R : Rikkyo University) ・中央大学 (C : Chuo University)・ 法政大学 (H : Hosei University)の5つの大学の呼称です。
まずは、MARCHの一般試験の志願者数を調べてみました!
maech
上記のグラフを見てくれればわかりますが、全ての大学で志願者の増加が見られました。
特に目立っているのが、法政大学ですね!
法政大学はなんと、70,450名から80,701名も増加し、15%も増加しました。
特に人気になった理由は、1科目受験を導入したことが背景にあるようです。
MARCHは東京にある大学で、今後も東京に人口が集中すると言われているので人気は更に上がっていくでしょう!

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■関関同立

次に、関関同立ですね!
関関同立とは、関西の有名大学である関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の呼称です。

関関同立の一般試験の志願者を見てみましょう!
関関同立
すべての大学で前年度増加していますね!
特に、目立つのは関西学院大学同志社大学ですね!
関西学院は25114名から28325名に増えて13%増加。
同志社は40962名から45395名に増えて11%増加です。

関学と同志社が関関同立の中でも人気が出てきたのは、ブランド力向上によるものですね。
関西の予備校で、関関同立の中でもこの2校が人気が高いです。
同志社は関東の受験生にも人気ですね。
関関同立の中でも別格の扱いです。
京大や阪大、神大の滑り止めとしても人気です。

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■日東駒専

続いて、日東駒専です!
日東駒専とは、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の呼称です。
関東では、MARCHの下のランクの大学群を表します。

早速、グラフを見てみましょう!
日東駒専
日東駒専でも、すべての大学志望者数が増加していました!
特に、日本大学東洋大学の増加率はかなりのものですね!
日本大学は65,440名から72,588名に増加し、11%増加です。
東洋大学は34,886名から40,964名に増加し、17%増加です。

日東駒専の人気もかなり上がっているのが目に見えてわかりますね!
関東でMARCHを目指す受験生は多いですが、日東駒専はその滑り止めとして多くの受験生が受けます。
MARCHの受験者数が上がるに連れて、日東駒専の人気も上がっていくといえるでしょう。

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■産近甲龍

最後に、産近甲龍です!
産近甲龍とは、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の大学の呼称です。
関西では、関関同立に次ぐランクの大学群です。

早速グラフを見てみましょう!
産近甲龍
産近甲龍でもすべての大学で志願者数は増加していました!
特に目を引くのは近畿大学ですね!
さすが日本一の志願者数を誇る大学です。
80,272名から102,176名に増加し、27%の増加です。
近畿大学が全国クラスの有名大になってしまうのも時間の問題でしょうね。

近畿大学以外の大学は上昇率が悪いですね。
関西には摂神追桃という大学群が産近甲龍にあるのですが、その大学群に抜かれてしまうかもしれませんね。

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■総評

今回の記事では、「MARCH」「関関同立」「日東駒専」「産近甲龍」の2016年度と2017年度の志願者数をグラフにしてわかりやすく比較してみました!
その結果、すべての大学で志願者数が増加していることがわかりましたね。
また、各々の大学で志願者数を比べてみると、同じ括りで呼ばれている大学でも、志願者の数がぜんぜん違うことも目に見えて分かりますね。

志願者増加数は大学の偏差値やブランド力の向上に繋がりますので、この上昇率は大学選びの大きな指標になります。
ぜひ、受験生の皆さんは志願者増加率に目を向けて、将来伸びる大学を母校にしてみてはいかがでしょうか?

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参考サイト:河合塾