11月の第2回関関同立模試までにやるべき勉強・対策をまとめてみた

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じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。
受験生
11月の関関同立模試では絶対に良い判定を取りたい!
予備校講師じゅんじ
ならば、対策法を教えましょう!

予備校講師のじゅんじ(@kansaijuken)です!

前回、6月の関関同立模試までにやるべき勉強・対策をまとめてみた。目指せA判定!ですごく参考になったという声をたくさんいただきました!
なので、今回の記事では、11月に行われる第二回関関同立模試対策記事を書いていきます!

目次

英語の対策法

①英文法をもう一度復習しておこう

第2回の関関同立模試は第1回よりも難易度は高くなっています。
難易度を高くしないと、判定が付けづらいからです。
実際の入試試験と難易度はほぼ同程度と思っておきましょう。

とはいっても、関関同立には基礎問題ばかりが出ます。
関関同立模試も基礎問題が大半なのです。

そして、秋頃になると多くの受験生が英文法を蔑ろにしています。
多くの塾や予備校は長文問題ばかりやっている時期ですからね。
英語長文に取り組むべきなのは当たり前ですが、英文法も復習しないと模試で結果は出せません。
さらに、英文法は少し復習すればすぐに点数が上がります。
ぜひ11月までに英文法は完璧にマスターしておきましょう。

具体的な復讐方法は、参考書でいうならば、NextStageのようなこれまで夏に使ってきた参考書でOKです。
発展問題は無視しても構いませんので、1番から順番に右の解説ページを見ずに解いていきましょう!

 


また、ネクステージやヴィンテージ、スクランブルのような英文法問題集はテーマごとに分かれてしまっているので、ランダムに解きたい人もいるでしょう。
そんな受験生は、全解説実力判定英文法ファイナル問題集がおすすめです。

 


難易度はドンピシャですね。
これより難しい難関大編は相当余裕があるならばやってもいいですね。

②英単語は1600個覚えていこう

英文法と同じように基礎の代表格、英単語を忘れてはいけません。

例年、関関同立模試を見ていますが、第2回の関関同立模試に必要な英単語数は、システム英単語やターゲットで1600番くらいですね。
1600番まで覚えておけば、実際の関関同立の試験でも困ることはありません。
なので、本番を意識して1600番までは覚えておきましょう。
同志社大学志望生はもうちょっと必要です。

 

③長文を読み慣れておこう

そして、関関同立の合否を分けるのが英語長文読解です。
長文ができないと、高得点が取れず、模試で良い判定を取るなど不可能です。

しかし、長文が苦手な人は多いですよね。

多くの原因は、

①読むのが遅い
②日本語に訳せていない
③訳せているが、内容が頭に入っていない
④内容はわかるが、設問に慣れていない

上記の原因に当てはまってくるはずです。

全部という人もいるはずです。
第2回の11月になっても上記の理由で苦しんでいる受験生が多いですね。それぞれの解決策を示します。

①読むのが遅い

英語長文が苦手な人の多くは読むのが非常に遅いです。
なので、時間が足らずに最後まで解けなかったり、焦ってしまい簡単な問題を間違えてしまったりしてしまいます。
英語を早く読むためには、多読が一番です。
私立の英語に間に合わない人は、圧倒的に、文章読書量が足りていないはずです。
大量の英語に触れましょう。

速読英単語シリーズがおすすめです。

 

左ページに英語長文があり、右ページに日本語訳があります。
すぐに訳をチェックできるので、ストレスがたまりません。
読むときには、CDで音声を聞きながら音読しましょう。
音読をすれば、どのくらいのスピードで読められばよいのかわかりますし、返り読みをする週間も減るはずです。

1分間で100wordの長文が読めるようになりましょう。

②日本語に訳せていない

長文読解以前の問題です。
一文一文丁寧に訳す練習から始めましょう。

単語や文法がわからないだけならば、きちんとやり直しましょう。
秋に向けて、皆が長文ばっかりやってるからって貴方も長文をやらなくちゃと思っていませんか?
長文の問題集なんて、基礎ができていないのにやったって遠回りなだけですよ。

構文の問題集があれば、それをやりましょう。

関先生の世界一わかりやすい英文読解の特別講座がおすすめです。

 

短文を訳していく練習をひたすらしていく問題集です。
解説がこれでもかというくらいわかりやすく詳しい。
関関同立志望生にはちょうどいい。

③訳せているが、頭に入っていない

このパターンの受験生も多いんです。
皆さん、きちんと考えながら読んでいますか?
関関同立くらいの大学になると、訳すことができるだけで合格はできません!
きちんと、問題の意図や作者の主張を読み取って、頭を使って読まなければいけません。

日本語訳だけできる学生なんて、大学側は求めていないんです。

正直な話、英文和訳なんてこの時代、google翻訳で一瞬でできるじゃないですか?

Googleで1秒できるようなことを、大学は受験生に求めていないんです。
思考力がきちんとあるかを、大学は受験生に試しているのです。

きちんと、考えながら読みましょう!

具体的な対策としては、文章は一段落ごとに何が言いたかったのかを自分の頭のなかでまとめていくことがおすすめです。
一つ一つの段落を整理し、落ち着いて読んで下さい。
結局作者は何が言いたいのか、この例を出したのは、何が言いたいからかを考えるのです。

問題は精巧に作られているので、きちんと大事なところを読めていたら、応えられるようになっているのです。

④内容はわかるが、設問に慣れていない

内容をせっかく理解していても、解きなれていないとミスをしますね。
なので、設問になれていきましょう。
具体的には、関関同立の過去問を解いていけばOKです。
特に、11月の模試ならば、同志社や関学の問題でいいでしょう。
ちょうど難易度もその2校に合わせて作られています。
どんどん過去問を解いていきましょう。

 

 

また、入試本番前に過去問を解くために、解かずに残しておきたいという受験生はいますよね。
直前に解くよりも、秋に解いたほうが弱点が見つけられていいに決まってるのですが、その気持ちを汲み取って参考書も紹介します。

関関同立模試はバラエティ豊かな問題が出るので、できれば色んな問題を解くべきでしょう。

 


上記の参考書は、色んな設問に対応できる解法が載っています。
スタディサプリで有名な関先生の傑作ですね。
記述対策の問題はやらなくていいでしょう。

国語の対策法

①現代文はできなくても気にするな

現代文の試験は、大学によって問題傾向が違いすぎます。
なので、模試ができなくても気にする必要はありません。
模試ならば、誰もが間違い辛い問題を落とさないことが大切です。
アクセス基本編などで解き方を身に着け、同志社大学の過去問で練習すればOKです。

②語彙力や背景知識はつけておこう

いくら解き方を身に着けたとしても、知識がなければ現代文の問題は解けません。
必ず、知識をつけてください。
色んな受験生を見てきましたが、国語が苦手な受験生の殆どが、知識不足です。

一般教養もなさすぎます。
そんな状態で現代文の解法を身に付けても意味なんてありません。
しっかりと現代文キーワード読解を読み込んでください。

 

③古文単語は300個覚えよう

古文単語はどの参考書を使ってもいいのですが、頻出度が高い順で300個は覚えましょう。

古文単語を覚えるのが苦手な受験生はゴロゴを使ってください。
私の歴代の塾生の殆どの受験生は、ゴロゴで覚えることが出来たと言っています。

古文単語ゴロゴ
板野 博行
スタディカンパニー
2013-07-27

 

④古典文法の復習をしておこう

古典文法の勉強は夏までに終わらせてしまっている受験生が多いはずです。
多くの塾や予備校は、秋に向けて長文の問題に取り組みますので、古典文法を忘れてしまっているのではないでしょうか。
きちんと復習をしておきましょう。
ステップアップノートの古典文法トレーニングがおすすめです。

 

一応、古典文法の問題集なのですが、長文の問題が載ってあります。
長文の問題から、古典文法を復習することができる構造になっているので、秋の古典文法の復習にはもってこいです。

⑤古文の長文

先程のステップアップノートで充分なのですが、余裕のある受験生もいると思うので、更に長文の参考書を紹介します。
それは、関関同立大古文 (河合塾シリーズ) [単行本]です。

関関同立大古文 (河合塾シリーズ)
松尾 佳津子
河合出版
2010-10


実際の関関同立の古文の問題を編集し、それぞれの大学の傾向を分析しながら問題に取り組めます。ましょう。

間違いなく秋までにやるべき参考書としてはベストでしょう。

社会の対策法

社会は11月ならばほぼすべての範囲が出題範囲でしょう。
しかし、焦って発展問題に取り組んでも仕方ありません。
きちんと、基礎的な知識を埋めていきましょう。

基礎的な知識がついているかを確認するのには、一問一答シリーズが一番ですね。

 

きちんとアウトプット出来るかを確認してみましょう。

数学の対策法

6月の模試ならば理系数学は数Ⅲは出ず、文系数学は数ⅠAのみでした。

しかし、11月の模試ではそうはいきません。
きちんと理系は数Ⅲ、文系は数学ⅡBもやらなくちゃいけませんね。

ただ、関関同立模試ならば、難しい問題は殆ど出ません。

焦らず、どのように解けばいいかをきちんと考えられるようにしておきましょう!
理系ならば、入試の核心がおすすめですね。

 

関関同立理系の難易度ですね。
すぐに解法を見ようとせずに、自力で解いてみてください。

文系は文系の数学がおすすめです。


オーソドックスな問題の詰め合わせです。
関関同立の文系数学ならばこれでOKです。

理科の対策法

6月の模試では、物理は力学、化学は物質の状態と平衡、物質の変化と平衡、無機物質の性質と利用の範囲でした。
しかし、11月の模試はほぼ全範囲でしょう。

物理

問題集のレベルは良問の風くらいの問題を解いておきましょう。

良問よりも難しいのは名門の森ですが、そこまで解けるようにしておく必要はありません。
名門の森に手を出すくらないならば、良問の風を完璧にしましょう。

 

 

化学

レベル別問題集の3程度の問題ですね。
次のレベルは4ですが、4まではやりすぎですね。
3の問題を完璧に解いておきましょう。

 


また、レベル別3はもうすでに終わったというのならば、入試の核心がおすすめです。

 

 

有名大学の問題を詰め合わせたような問題集なのですが、ここまでやっておけば充分です。

上に述べた参考書は、秋までには必ず終われせていただきたい参考書です!
皆さん、がんばってください!

参考サイト
エール学園