じゅんじ@元予備校講師
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予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!
集団授業の予備校って未だに多くの受験生が行ってますよね。
集団授業の予備校が悪いわけでは全然ないのですが、合ってない受験生がたくさん行ってて、彼らのお金と時間の無駄だなと感じてしまいます。
そもそも、集団授業の予備校というのは、学力の高い受験生が行くべきところなのです。
学校の授業じゃ全然物足りない、もっと難しいことを学びたいという受験生が行くべきなのです。
・現在の偏差値が低いから通う
・今まで勉強してきたことないから予備校で勉強を始める
上記のような受験生は通っちゃだめですよ。
成績は伸びづらいです。
今回は、集団授業予備校を辞めて、個別指導塾or独学に変更した受験生の話を元に、私なりに12個のデメリットをまとめました。
なぜ、成績の悪い受験生が集団授業予備校に向いていないのかがわかるはずです。
目次
集団授業は成績の良い受験生に合わせて授業が進んでいく
集団授業の進捗は成績のいい子に合わせて進んでいくんですよ。
なぜでしょうか?
それは、予備校はそのほうが絶対に得だからなんです。
そもそも予備校にとって最も大事なことは、難関大学への合格実績を上げることです。
難関大学への合格実績を出すことがそもそも予備校側に求められていることですし、合格実績を出せば出すほど、次年度受験生を集めることが出来ます。
そうすれば、予備校は儲かりますからね。
そして、難関大学に受かる受験生の多くは、元から学力の高い受験生や超進学校に通う受験生です。
そのような受験生に通ってもらえれば、予備校は確実に合格実績を上げることができます。
なので予備校は、できれば学力の高い受験生に通って貰いたいのが本音です。
そのような受験生には絶対に辞めてもらいたくないのです。
しかし、もしあなたが学力の高い受験生だとして、授業の進捗が遅かったらどうしますか?
もちろん、そんな予備校通いたくないですよね。
もっと進捗の早くしてくれる予備校に行こうと思うはずです。
予備校としては、こんな状況は困りますよね?
ならばと、成績の良い受験生に合わせて授業を進めていかなければならないと考えるのです。
学校の授業にもついていけないような成績が低い受験生からすれば、授業の進捗が早すぎれば、ますますわからないことが多くなってしまいますね。
これはかなり大きなデメリットですね。
集団授業は大事な基礎よりも、難しい発展問題に主軸を置く
集団授業の予備校は基礎問題よりも発展問題に主軸をおいています。
基礎問題はさらっと説明し、難しい問題の解説に時間を割くのです。
なぜでしょうか?
答えは先程と似ています。
予備校講師は、解説のレベルも学力の高い受験生に合わせたほうが得なのです。
集団授業の予備校講師の多くは、受験生からの評価によって給料が決まります。
集団授業の最後に渡されるアンケートですね。
予備校に通っている受験生にはおなじみのものです。
なので、予備校講師はどうにかして生徒の満足度をあげたいと考えているのです。
そして、予備校講師からすれば生徒の授業の満足度をあげようと思うと、発展問題の解説をしたほうが得なのです。
なぜならば、受験生は難しい問題の解き方を教えてもらえたときに、賢くなったような気持ちになり、こんな解き方もあるのかと先生や授業に関心を示します。
そうすれば、生徒らの満足度は高まるのです。
なので、生徒の満足度を得ようと思えば、難問を解説すればいいのです。
しかし、実際は学力を上げるためには基礎が最も重要です。
基礎さえきちんと抑えてさえいれば、どんな問題にも対応できるようになるのですから。
しかし、受験生にとって基礎は面白くありません。
なんなら学校で既に聞いた内容ばかりです。
だから、基礎ばかりの授業をしていれば、生徒らの満足度は下がってしまいます。
予備校講師だって、基礎が大事であることはわかっているのです。
しかし、受験生の授業満足度が低ければ、自分たちがお金を稼ぐことはできません。
なので、集団授業の予備校講師というのは、難しい問題や発展問題に主軸を置いてしまうのです。
集団授業は時間のわりに問題量が少ないし時間の無駄!
集団授業って圧倒的に問題量が少ないんですよ。
例えば英語の長文授業ですね。
90分くらいの授業で、たった1つの長文の解説だけで終わってしまうというのがよくあります。
自習ならば、90分あれば長文だけでなくて、色んな勉強ができますよね!
英文法問題や英作文問題等にその時間を使えば、もっと効率的に勉強ができそうです。
しかも、もしその授業で受講する長文問題が、前もって解いたら全問正解だったということになれば、その90分はただの時間の無駄になる可能性もあるのです。
数学の授業も一緒です。
1つの問題解説に1時間以上かけたりします。
もしあなたが正解ならば、その解説、本当に無駄な時間ですよね。
予備校への通学時間が無駄
集団授業の予備校って基本的に都心部に多いですね。
少し郊外に住んでいる生徒だと、予備校への通学に30分以上かけたりしている場合もあります。
これってかなり時間の無駄ですよね。
受験生にとって時間は何よりも大事なものです。
その時間を毎日苦痛な通学でムダにするのは、あってはならないことですね。
もちろん反論として「その通学の電車内の30分は、英単語の暗記などに費やしているのからいいんだよ」という方もいるかもしれません。
しかし、英単語の暗記は、電車でしなくてはいけないものでないでしょう。
できれば暗記だって、リラックスしながら勉強したほうが良いでしょう。
電車が一番勉強が集中できるなんて人はいませんよね。
なので、通学時間である必要はないはずです。
実際、私は予備校講師なので多くの受験生を見てますが、良い大学に受かった受験生の多くは家で勉強を集中してできる子ばかりでした。
スマホ授業はいつでも見れるし安いし質も高い
そもそも授業ってわざわざ聞きに行かなくても、スマホで見れますよね?
今だったらスタディサプリや学びエイドなんかに登録しておけば、 月額1000円程度でプロの映像授業が見放題です。
集団授業の予備校だったら、月額1000円で授業を見ることなんて絶対に不可能です。
しかも、スマホ授業は非常に質の高い映像授業が多いです。
「授業料が安い=悪い授業」ではないのです。
むしろ、河合塾の集団授業を受け持っている先生よりもよっぽどわかりやすい講師が映像授業を担当していますよ。
安くて、質が高く、どこでも見れるスマホ授業は最強です。
集団授業の予備校は個別で先生に質問しづらい
予備校の規模にもよると思いますが、集団授業の予備校は先生が忙しくて個別で質問できません。
集団授業の予備校って、質問に答えてくれるのは大学生アルバイトのチューター等です。
個別で予備校の先生が質問に答えてくれるのは稀でしょう。
人それぞれわからない箇所や問題は違います。
同じ人間ではありませんからね。
学力を効率よく上げたいならば、先生に自分のわからない部分を聞くのが一番です。
それができないのは致命的ですね。
集団授業の予備校は学校との両立が難しい
学校って忙しいですよね。
超進学校ほど、塾に行く暇はないという状況です。
埼玉県の浦和高校の記事も話題になりましたね。
「塾に行く暇はない」 東大合格上位の浦高生は、なぜ学校に14時間もいるのか?
「1日14時間ぐらい学校にいる生徒も少なくない。東京の進学校と違い、塾に通っている暇はないですね。日常的な通塾率は1割以下じゃないか」。杉山校長はこう笑いながら話す。
そうなんですよ。
普通、高校生って忙しいですよ。
授業や定期テスト勉強だけでなく、部活に恋愛に友人関係、学外活動だってあるでしょうし、家族と話す時間も重要です。
一体どこに予備校の集団授業に行っている暇があるのでしょうか。
予備校の決められた時間に合わせて、部活を休むことや家族の時間を削ぐことなんて絶対に間違っています。
集団授業の予備校は自分の勉強したいものが選べない
集団授業の生徒は、カリキュラムが勝手に皆と同じものに決められます。
受験生にとって、自分の勉強したいことができないのはかなり辛いです。
「今日は学校の授業でやった数学の問題の復習がしたいけど、予備校の授業では英語をやらないといけない」なんて受験生たくさんいました。
自分の学力を上げるために予備校に行っているのに、勉強の邪魔をしているようでは元も子もありません。
特に、自分のしたい勉強をするのが、勉強のモチベーションを保つ秘訣でもあります。
集団授業の予備校に通っていると皆と同じように勉強をしなければいけないんですね。
集団授業の予備校は先生が自由に選べない
集団授業の予備校って先生が選べないことがあります。
志望校別のクラスに分かれているからですね。
評判の良い先生ほど、難関大の授業を受け持ったりするので、私立コースや関関同立コースなどは、後回しにされることが多いです。
これって意味不明ですよね。
予備校にとって一番の商品って予備校講師の授業ですよね。
その授業を誰が受け持つかを生徒は選ぶことが出来ないんですよ。
近畿大学志望ならば、無名の先生の授業を受けなければいけないなんて予備校ではよくある話です。
集団授業の予備校には友達がいるので遊んでしまう
集団授業の予備校に行くと、多くの人に友達ができますね。
クラス一丸となって皆で競い合って勉強ができればいいのですが、遊び呆けているクラスメイトも必ずいますよね。
全員真面目に勉強しているというわけではないでしょう。
誰かが遊んでいるのを見ると、自分も少しくらいならと怠けてしまう人は多いです。
受験開始時にどれだけ固い意思があっても、誘惑に負けてしまうのです。
人間は弱い生き物ですからね。
また、真面目だと思っていた友達が急に遊び出すということだってあります。
自分一人で勉強できる状態ならば、そんなリスクには出会いませんね。
独学が最強です。
集団授業の予備校の生徒は先生と個別で話す機会が少ない
先生と個別で話す機会が集団授業の予備校は少ないです。
予備校の先生は色んな校舎を回る必要があるので、生徒と話す時間が全然ないんですよね。
しかし、受験生にとって大人と話すことはとても重要です。
客観的な情報もくれますし、友達の高校生よりは、悩みなどに的確にアドバイスをくれます。
先生と話すことによって、視野が広がるのです。
できれば、10代のうちに多くの大人と話しておくべきです。
個別指導の塾は、1対1で話せますし、多くは規模小さいので教務や教室長の方と親密に話すことができますね。
一部の予備校は模試で成績の良い子の授業料が安い
予備校って成績のいい子は無料で通わせたり、安くしたりするんですよ。
もちろん全部の予備校ではないですが、事実として、成績で授業料が決まることはあります。
つまり、成績が悪い子h高い授業料を払い、成績の良い子は安く通っているということですね。
なんかすごく損した気分ですよね。
結論
集団授業の塾は、「できない受験生」にとってのデメリットがたくさんありますしたね。
自分は学力高いわけではないと思うのならば、個別指導の塾に行くか、映像授業の スタディサプリや学びエイドなどを使って独学で行くべきでしょう。
今は本当に恵まれた時代です。
一昔前は、受験勉強といえば、集団授業の予備校に通うことしかできなかったのです。
家でプロの授業が見放題なんてありえませんでした。
ちょっとした未来には、学校とは別の場所にわざわざ授業を聞きに行っていたなんて!と驚かれる時代がくるでしょうね!
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