関関同立志望なら日本史か世界史か数学か政経、どれを選ぶのが良いのか?

The following two tabs change content below.

じゅんじ@元予備校講師

月に最大20万人が訪問する関西最大級の大学受験メディア「関関同立net」の管理人。 大阪梅田在住の20代。 職歴はみずほ証券→三井住友海上→予備校講師→サイト管理人 予備校講師として得た知識を当サイトで発信中。

予備校講師をしている管理人のじゅんじ(@kansaijuken)です!

関関同立志望の皆さん!
私立文系の高校生は選択科目について悩んでいる人も多いのではないでしょうか!

そんな悩める関関同立志望の受験生に、今回の記事では日本史or世界史or文系数学 どれがおすすめなのかを伝えていきたいと思います!

■目次

日本史と世界史で迷っているならば世界史がおすすめ!
社会科目に時間をかけたくないならば政経がおすすめ!
最強の科目は文系数学!
おまけ 地理について

■日本史と世界史で迷っているならば世界史がおすすめ!

地歴の2科目は迷いますよね!
まず、最初に言っておきたいのが、好きな教科があるならば、好きな方を勉強するほうが良いということです。
当たり前ですよね。
日本史が好きなのに世界史をやる必要はありませんし、逆も然りです。

ただ、どっちでもいい、けど関関同立に行きやすい方を教えてくれと言われたら世界史をやっておこうという助言です。

理由は以下です。

・暗記量
実は、暗記量は世界史のほうが多いんですね。
日本史と比べたら1.3~4倍くらいですかね。
ならば、日本史のほうがいいんじゃないか?と思うかもしれません。
けど、違うんです。
量が少ない分、受験生の差がつき辛いのです。
受験には標準化と言うものが存在します。
なので、差がつかないテストよりも、差がつくテストのほうが勉強した人にとっては有利なのです。
社会は誰でも勉強すればできるようになります。
英語や国語とは違い、誰でも勉強すれば学力は上がるのです。
最初からできる人なんていません。
努力が結果に出やすいテストなので、量が多い世界史を選んで、他の受験生と差をつけましょう。

 

・受験者数
日本史受験者数と世界史受験者数を知っていますか?
2017年度のセンター試験の受験者数を見ると、世界史が約8万4千人ほどなのに対し、日本史受験者は約16万人います。
圧倒的な数の違いです。
ほぼ2倍ですね。
世の中の道理ですが、競争は人数が多い市場で上に行くのは難しいです。
競争相手は少なければ少ないほど、自分が頑張れば抜きん出れるのです。

2倍も受験者が多い日本史をわざわざ選ぶ必要はないでしょう。

・試験形式
関関同立の試験はほとんどマーク形式です!
なので、語句は性格に覚えなくてもよいのです!
なんとなく語句を覚えてればOK。
そして、世界史の用語ってカタカナで長いの多いですよね。
ジョゼフチェンバレンやネヴィルチェンバレンやフランシスベーコン、セオドアルーズベルト、フランクリンルーズベルトなどなど。
こんな長い用語を制作に覚えるのなんて大変なんですけど、それもマーク形式のテストならば安心。
正確に覚えてなくても、選択肢をみたらいいんですよ。
そこに正確な用語はすべて書いてありますからね。
これってかなり楽ですよね。

以上の理由から、断然世界史を選ぶべきですね。

目次にもどる

■社会科目に時間をかけたくないならば政経がおすすめ!

上記の理由で世界史を推しましたが、英語が苦手ならば地歴よりも政経です。
学部にもよりますが関西学院以外は政経で受験できますね。

・暗記量
政経は覚える量が非常に少ないです。
世界史と比べたら半分程度。
量が少ないので、政経は簡単に成績を上げれます。
もちろん他の受験者も簡単に成績を上げれるということなので、政経で他の受験生と差をつけるのは非常に困難です。
だから、社会に時間をかけたくない受験生は政経をやりましょう。
関関同立で合格を勝ち取るために必要なのは、社会の点数ではありません。
間違いなく、英語の点数です。
英語ができないと合格は難しいです。
英語が不得意のままじゃ受かりませんよ?
社会にかける時間を減らすために、政経受験はとてもおすすめです。

・受験者人口
受験者人口はセンター試験で5万4千人程度。
世界史日本史の人口と比べても少ないですね。
前述したとおり、受験者数は少ないほうが良いです。
ちなみに、倫政受験者は国公立大学志望が多いですね。

・試験形式
政経もマーク試験が多いです。
細かい用語を覚える必要はありません。
しかも、日本史世界史とは違い、なぜそうなるのかという理屈が明確なので覚えやすいです。

以上の理由から、日本史世界史よりも政経受験をおすすめします。

目次にもどる

■最強の科目は文系数学!

ここまで社会の話をしてきましたが、もし、数学受験も候補に上がっているという受験生がいるのならば、間違いなく数学受験をしましょう。
絶対に数学が一番得です。
もし、絶対嫌いだというのならば、社会をやればいいのですが、少しでも数学やってみようかなと思う方は必ず数学です。

・暗記量
文系数学で覚えなくてはいけない量はたかが知れています。
社会ではないので、当たり前ですね。
ぶっちぎりで少ないです。

・受験者人口
数学は国公立受験者や理系志望も受ける科目なのでセンター試験の受験者数は当てになりませんね。
ただ、かなり数は少ないです。
私のいる予備校の生徒だと、私立志望で数学を選んでいる受験生は10名に1名程度です。
圧倒的な数の少なさですね。
ライバルがこれだけ少ないと、抜きん出れる可能性が非常に高いです。

・試験形式
基本的には記述形式です。
関関同立の文系数学の問題は典型問題が多く、非常に点数が取りやすいです。
満点だって狙うことができます。
よく数学の怖いところは、大問1つの最初の問題がわからないだけで全く点数が取れないことが怖いといいます。
確かに、数学は点数にばらつきが出やすい科目です。
しかし、関関同立志望生はそんなこと気にする必要はありません。
なぜならば、関関同立は何度も受験が可能だからです!
国公立志望はたった一度、早慶志望は学部ごとに一度の試験しか設けられていないので、数学受験は確かにリスキーかと思います。
関関同立は1学部に3回程度は受けられますよね?
もし、学部にこだわりがなく関関同立を受けまくる受験生ならば、10回以上受ける猛者もいます。
10回も受けたら、リスクなど一切ないのと同等です。
関関同立に受かりたい受験生は、文系数学を選びましょう。
理系数学と違って単純ですよ!

目次にもどる

■おまけ 地理について

地理はよっぽど好きでない限りやめたほうがいいですね。
センター試験なんかで使うだけならいいですが、私立の試験の地理は難しい問題が多く、いくら頑張っても点数が伸び悩む教科です。
時間をかけても伸びづらいというのは私立受験生からすれば致命的ですね。
私立専願の志望生徒が、最も選んではいけない科目です。